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茅ヶ崎ＣＣ等が預託金償還の抽選を実施 (12/07/30)

昭和32年にオープンした茅ヶ崎ＧＣ（神奈川県）や美奈木ＧＣ（兵庫県）など4つのゴルフ場を経営している観光日本株式会社は、民事再生計画案に基づいて第1回目となる預託金償還のための抽選を実施しました。同社は平成15年に東京地裁へ民事再生手続開始を申請し、平成18年に再生手続終結決定を受けています。その際決められた計画案で、継続会員の預託金について償還期限を本年3月まで延長しており、今回の抽選はその期限が到来したことによるものです。抽選は会社と会員両者からの出席を得て行われました。今回の償還原資は約1200万円、償還希望者は222名とのことで、結果として2名が選ばれています。なお、来年以降もキャッシュフローの金額の約80%を原資として、抽選による預託金償還が実施されるとのことです。今回ご紹介した事例では、預託金償還がゴルフ場の経営を圧迫することがありません。しかし2名のみの償還は、多くの方が落胆されたということでもあります。預託金がゴルフ場開発時に掛かったコストと考えれば、ゴルフ場の地価や施設内容、利便性等が正しく評価され、低迷を続ける会員権相場が少なくとも預託金とつりあう程度まで回復するべきだと思いますが、いかがでしょうか。

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