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最近のゴルフ場の法的整理状況 (12/08/27)
最近のゴルフ場の法的整理件数、負債総額等の動向についてお伝えします。平成24年1月〜6月のゴルフ場の法的整理件数は11件で、前年の同時期に比べて3件減少しました。法的整理件数は年間ベースで平成20年が30件、平成21年から平成23年が同数で26件となっており、本年については上半期の件数を単純に倍として年間22件と予想すると、減少傾向にあると思われます。負債総額を比較すると、本年は太平洋クラブといった大型の法的整理があったために半期で約1775億円となっており、前年同期より約924億円多くなりました。ちなみに、ゴルフ場の倒産が一気に増えたバブル崩壊後の法的整理件数はこれまでで696件、負債総額は16兆4千億円弱となっています。ご存知の通り、ゴルフ場の倒産理由で最も多いのは預託金償還問題です。建設時に集めた預託金の返還期限到来時に、その会員権の相場が預託金額より低くなっていることによりゴルフ場への返還請求が増加、結果として返還しきれずに法的整理を申請せざるをえません。預託金返還期限到来のピーク時には多くのゴルフ場が法的整理を申請しましたが、それも大分前の事となりました。今後、件数については引続き減少傾向が続いていくのではないでしょうか。
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