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花咲CCの再生計画案が認可決定 (17/09/25)
花咲カントリー倶楽部(山梨県)を経営する株式会社花咲カントリー倶楽部の債権者集会が8月10日に開かれ、出席債権者数約97%、議決権総債権額約96%の賛成により再生計画案を可決し、同日甲府地裁から認可決定を受けました。同クラブは平成12年に開場した18ホールの丘陵コースで、市川造園土木グループ傘下のゴルフ場です。他の破綻事例と同様に、近年は入場者数の減少や他ゴルフ場との価格競争等の影響を受け、加えて預託金償還期限も到来し、厳しい経営状況となっていた模様で、本年3月10日に甲府地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けています。なお、負債総額は約71億円とのことです。その後、再生計画案が債権者へ送付されており、その内容は、株式会社花咲カントリー倶楽部の資本金を100%減資し、新たに発行する株式を同社代表に割り当てる、というもので、スポンサー等を要しない自主再建のかたちとなっています。会員の処遇については、退会する場合は預託金が89%カットされ残りの11%を10年間で分割弁済、会員として残る場合は預託金の11%を新たに預託、という内容です。今後、会員が安心してプレーが楽しめるよう、着実に再建の歩を進めてほしいと思います。
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