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鳳凰GCが民事再生手続開始を申立て (18/03/05)
鳳凰ゴルフ倶楽部(群馬県)の経営会社である太田資源開発株式会社が、平成30年2月9日に東京地方裁判所に対して民事再生の申立をし、即日弁済禁止の保全命令の発令を受けました。負債は債権者約5900名に対して約112億円で、その内約92億円が預託金債権の模様です。なお、同倶楽部は民事再生申立後も通常どおり営業するとのことですが、ゴルフ会員権については当面の間名義書換手続きを停止するとしています。鳳凰GCは昭和48年に開場した36ホールの丘陵コースです。当初、地元の地権者等が中心となってゴルフ場を建設、開場し、併設する「風月」というレストランも運営していました。昭和62年からはPGAシニアツアー等も開催し、平成4年の売上は約33億円をあげていたとのこと。その後、バブル崩壊後は、他の破たんゴルフ場と同様に来場者数の減少や他ゴルフ場との顧客獲得競争等々で売上が減少。過去の積極的な不動産投資による多額の借入金もあった模様です。今回の申立は預託償還への対応が困難となったことが主因のようで、今後は既に選定を終えているスポンサー企業への経営移譲による再建へと歩みを進めるとのこと。会員のプレー権は維持されそうです。
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