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富士御殿場GCが民事再生手続開始を申請 (19/02/18)
富士御殿場ゴルフ倶楽部(静岡県)の経営会社であるサンユウ産業株式会社は、平成31年1月30日に東京地裁へ民事再生手続開始を申請しました。また、既発行ゴルフ会員権の名義書換手続きについて、同日より停止しました。負債総額は約232億円。この中で、預託金に関する債権者は約1万6千名弱、債権額では約141億円弱に上るとのことです。同倶楽部は昭和53年に開場した18ホールの丘陵コース。以前より会員数の多いゴルフ場で、好景気時には大勢のプレーヤーで賑わっていました。しかし近年になると、他の経営破綻したゴルフ場と同様に、ゴルフ人口の減少や会員の高齢化等のため入場者数が減るとともに、近隣ゴルフ場との集客を目的とした価格競争などにより売上高が減少していたようです。加えて、会員権の預託金償還問題も発生していた模様で、厳しい経営状況であったと思われます。なお、申請日同日、サンユウ産業はゴルフ場運営大手のパシフィックゴルフマネージメント株式会社とスポンサー基本合意契約を締結し、今後の再生手続の支援を受けることになったとのこと。会員のプレー権が保証されると共に、早期に再建の途に就くことを期待したいと思います。
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